2014/06/03|ロシアの声さんより
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世界の経済構造を変える必要がある。カザフスタン大統領が国際経済フォーラムでこのように発言した。ヌルスルタン・ナザルバエフ大統領によると世界は過度にドルに依存しており、このことが世界経済に多くの問題をもたらしているということだ。
アメリカ合衆国のドルが支配的であることで無条件に利益を享受している唯一の国といえば当然ながらアメリカということになる。ドル紙幣はアメリカの経済システムを育んでいるのだ。世界中のあらゆる高額な契約取引は結局のところニューヨークを経由して行われていることに注意しなければならないとナザルバエフ氏は警告し、現在の金融システムを「欠陥システム」であるとした。こうした欠陥からシステムを救い出すことは簡単ではないが、可能性はある。カザフスタン首脳は問題解決には全国家が協力して取り組むべきだと述べた。問題は国際連合の枠内で解決されるべきものである。
分析家らはアジア大陸ではドルの代わりに中国の元がその役割を果たすだろうと考えるが、仮想通貨という可能性も孕んだ新たな通貨の登場もあり得るのではないかと経済学者のセルゲイ・ヒョスタノフ氏は考える。
「総合的な貨幣の特徴は、紙幣という形態を取らず従って触れてみることはできないが国家間の決済に使用されるといったものだ。ユーロもそうしたものとして始まった。エキュと呼ばれ物質的な具体性を持たず、従って紙幣や硬貨といったものは存在せずに国家間の決済はそれを媒介にして行われた。一つではなく幾つかのそうした共通通貨が世界に導入されることも可能性としてある。いずれにせよ近い将来多くの新たな試みがなされるであろう。」
新しい世界通貨のテーマはきっかけもなく偶然に緊急の課題として浮上したわけではない。先日ロシアとベラルーシ、そしてカザフスタンがユーラシア経済同盟条約に調印した。世界経済の見取図に近隣諸国が同調の希望を表明する新たな巨大市場が現出した。このような経済同盟において同盟国内の一つの通貨が採用されるのか、あるいは新たな統一通貨が生み出されるのかは時間の問題である。
アメリカでは既に久しく、至急国家の経済政策を見直すよう求める呼びかけがされている。特にアメリカ合衆国下院議員を務めたロン・ポール氏はホワイトハウスに以下のように注意を促している。ドルの優位性は1970年代に石油に対するドルの価値についての石油輸出機構との合意に基づいただけのものであるが、公正な取引のためには実在する価値を有する通貨を利用することが必要不可欠である。これは経済の原則でありこれを無視することはできない。35年に及ぶアメリカによる世界の紙幣を相手取った実験の終焉をいずれもたらすであろう混沌状態を経て実在する価値を持った通貨が希求されることとなるだろう。ワシントンは石油生産国が自国の石油の対価としてドルやユーロではなく、金、あるいはそれに準ずるものを求めるようになる日の近いことを知っているのだ。
トレーダーとして活躍するジム・シンクレエル氏も同意を示す。洞察力に富んだ予測で定評のあるこの経済専門家は以下のように説明を加える。ロシアは自国の石油やガスの対価としてドルではなくユーロや元を要求することで容易くオイルダラーを崩すことができる。ヨーロッパ各国にとっても為替市場を利用せずにすむことになるため、これは喜ぶべきこととして受け入れられるはずだ。そうなればアメリカはヨーロッパに対する影響力を最終的に失うことになる。
(転載修了)
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【合衆国株式会社設立】 と 【世界人民奴隷化】の経緯
1. 1871年の法律で米国は、コロンビア地方の企業になった。
2. 1913 年に米国の連邦準備制度が導入され、議会と財務省から貨幣の製造権が剥奪された。連邦準備銀行は、私的な銀行で、米国ではない外国の投資家たちが所有して いる。私的な連邦準備システムの一部ではない中央銀行はほとんどなく、イラン、キューバ、及び北朝鮮にしかない。
3. 1929年の株式市場の崩壊は大銀行によって画策されたものであった。ほとんどの大銀行は、市場の崩壊の前に資金を取り戻して、崩壊後に市場に資金を投入し、わずかな金額でドルを買収した。これは世界経済の第二の崩壊だった。
4. 1930年代には北アメリカの景気は後退したままであり、United Statesは、1933 年に破産した。個々の国ではなく、全ての国に、国際決済銀行が全ての金地金を備蓄するほうが良いと思わせた。
ドイツはジョージ・ブッシュの祖父であるプレ スコット・ブッシュの支援で軍事力を構築した。
5. 1933年の3月9日制定の緊急銀行法の下に、ルーズベルト大統領が破産と支払い不能を宣言した。1933年6月5日の議会の議決では、金本位制度とUnted Statesの権限、全てのUnited States政府機関、官僚、及び部局の公的能力を停止した。
6. 1933年3月にはUnited States of Amerikaの憲法は保留となり、市民はFDRによって州の敵であるものと定められた。この年の4月には、FDR執行命令は一般市民の金地金保有を不法であるものとした。
7. ドイツのようなほとんどの国とUnited Statesがその市民を”出生証明書”に基づいて、”企業の資産”とみなすようになったのは、この時点であった。これが世界の人々が知らない内に奴隷化された時であった。
8. 1944年のブレトン・ウッズ合意によって、戦勝国が世界を分割して分かち合った。
9. 1954年には、ビルダーバーググループが形成され、世界の市民一人一人に対して、ソーシャル・エンジニアリングというツールを用いて、社会に対しての沈黙の戦争を実行すべきことが合意された。
10. 1960年にケネディー大統領が選出された時、彼はこのプランに気が付き、不正を正そうと決心し た。彼は中央銀行から通貨の発行権限を奪い銀本位制度を施行しようとした。彼は、実行命令に署名をした直後に暗殺された。ジョンソン大統領は副大統領から 昇格して実行命令を破棄し、印刷済みの財務省紙幣の流通を停止した。
11. 1971年にニクソンは金本位制度を停止し、サウディ・アラビアとの合意によって石油本位制度、ペトロダラーを開始した。
12. 1970年代には、フィリピンのマルコス大統領に膨大な量の金地金が信託された。WTCが保有して いた1万トンの金地金だった。この信託は一世紀前の王や女王が富を人民に与えるための遺産の一部を預けたものだった。不幸にも腐敗、貪欲、及び操作によっ て、この信託は実現しなかった。
13. 2000年には、UNITED STATESは、再び破産の憂き目に遭った。70年サイクルに基づく標準ビジネスモデルで、侵略による更なる戦争を引き起こして、人口を減らし、資源を奪い、経済を崩壊させ、その後新しい通貨を発行することになった。
14. さらなる、数兆ドルを実直な人民から奪い取る企てとして2007/2008年の経済崩壊が銀行によって実行された。
15. トレジャリーAGは経済構造全体を見渡して、系統的な詐欺と腐敗に満ちていることを発見した。これは又、 人々を代表していると思われていた政府と司法システムが行ったといわれている詐欺につながっている。悲しいことに、これは何世紀にも亘って実行されてきた事実なのだ。
16. 2011年には、United Statesの財務省は連邦準備システムの14.3兆ドル分を抵当流れ処分とした。これでもシステム的な問題が解消でき ないことが分かったので、公共信託がUCC(汎用共通規則)告発によって以前の政府/企業の資産を凍結すべく、関係者の訴訟を開始した。
17. 注:連邦準備銀行は私的な銀行である。連邦準備銀行紙幣は私的機関の者であり、米国人民の負債ではない。
18. OPPT(One People's Public Trust:一つのものである人民の公共信託)は、信託の預託者である”あなた方”に譲られた資産を受け取る資格があることを確かめる義 務を負う被信託者である。マルコス大統領がフィリピンにおいて信託され、果たせなかったのと同様な義務を負っている。マルコスそのほかのかつての被信託者 は信託の責を果たすことができなかった。
19. 以前の企業の資産は、今は被信託者の手の内にある。皆さんは、そのように選択するのであれば、この信託についての知識を豊かにし、信託の誓約書類に必要 事項を記入することが出来る。(訳者注:記入しなくても、すでに法令上の信託がなされている。
【合衆国株式会社設立】 と 【世界人民奴隷化】の経緯 そもそもOPPTとは何か、その歴史的由来( GFLサービ ス )より再掲