「『土から育った』フォードのヘンプ・カー」

(写真:alphamedicinc.comより)
「40年代の製鉄の10倍の強靭さを持つ
ヘンリー・フォードのヘンプ・カー
(10 x Stronger Than Steel In The 1940′s: Henry Ford’s HEMP Car.)」
2月25日【collective-evolution】
http://www.collective-evolution.com/2013/02/25/henry-ford-hemp-plastic-car-stronger/
「自動車」と聞いて、例えばガソリンや製鉄、汚染などを連想しませんか。違うことを思いつく人もいるかもしれませんが、私は車と聞くとそう連想します。
現在、革新的な車や見た目が美しい車も走ってはいますが、現代の自動車が引き起こしている環境的な影響だけを無視して、自動車について考えることはとても難しいものです。
でももし、車が現在のようなものでなかったとしたら、どうでしょう?
もし、あなたがオルタナティブな情報に精通している人であれば、次にお話しすることが真実であることはすでにご存知かもしれません。
つまり、もっとスマートで安全、そして環境にも優しい(化石燃料が不要な)自動車を作り出す技術が今日、すでに存在しているということです。
ヘンリー・フォード氏は、彼の作であるモデルT(Model-T)という自動車の研究・建設に10年以上を費やしました。
このモデルT車は、車体が麻(hemp)から作られたばかりではなく、麻から作られたバイオ燃料で走行するようにデザインされたものだったのです。
この彼のアイディアは一体、どうなってしまったのでしょうか。
テクノロジーの専門誌「Popular Mechanics」:
「ヘンリー・フォードのモデルTはヘンプ・ガソリンで走るように設計され、また、車体そのものも麻で作られていました!」
自身の所有する広大な私有地の中の麻畑と共に、フォード氏が写された写真があります。「畑から育った」というこの車、麻で作られたプラスティックのパネルで作られたもので、その衝撃強度は製鉄の10倍の強さを誇ります。
メジャーな自動車製造会社の創設者の一人が、世界に向けて、安全で強固、そして環境も汚さない乗り物を提供しようとしていたにもかかわらず、その発明でさえ抑圧されてしまったと聞くと、何か残念な気持ちになります。
このような明らかで知的な発見から、ガソリンや製鉄、その他の地球と調和しない素材を使った自動車産業に向かった理由は、いったい何でしょうか。
それを考える際には、自動車として使用中の素材による汚染という要因だけでなく、それらの生の素材を製造し制作する際の汚染についても考える必要があります。
麻で作る自動車は、今日存在する環境基準のあらゆる項目に適合します。実際のところ、現在の基準を吹き飛ばすような(優れた)ものです。
1937年にアメリカで麻が違法になりました。それを主な原因として、この技術は抑圧されてしまったのです。
麻は当時に巨大な勢力を誇っていた産業の多くに、損害を与える影響を持っている潜在力を持っていたからです。
このエピソードについては、こちら「ヘンプ・カーが違法になったいきさつ(how hemp became illegal)(英語)」の記事に、完全にカバーされていますので、より理解を深めたい方にはこちらを読まれることを強く、お勧めします。
次の動画では、フォード氏のヘンプ・カーの強靭さ、そして麻からできた自動車や燃料の持つ可能性をご覧いただくことができます。
麻のある未来は、明るいものになるでしょう。麻関連で注目されている事象の数々を考えると、麻の禁止が永遠に続くことは絶対にないと思われます。
(翻訳終了)
hempcar2012 ヘンプカー・プロジェクトPV
http://www.ooasa.jp/hemp_car/
関連過去記事
アメリカが「大麻」を100年間使用禁止にしてきた理由
<< 作成日時 : 2014/03/25 02:10
https://hontougaitiban.seesaa.net/article/201403article_78.html
テーマ「大麻草」のブログ記事
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