SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)

2014/ 1/31 13:16 更新
1967黒点群でM6.6の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
担当 篠原
1967黒点群のフレア活動は続いています。
今日未明、31日1時(世界時30日16時)には、
M6.6と大きめの中規模フレアが発生しました。
その前後にも、M2.1、M1.1のMクラスフレアや、
C3.4、C4.1、C4.8などのCクラスフレアが
活発に発生しています。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
この時間帯にSDO衛星でちょうど部分日食が発生し、
月が太陽の前を横切って行く面白い動画になりました。
http://swnews.jp/
1967黒点群のフレア活動には、引き続き注目して下さい。
太陽風は、速度が360km/秒で安定し、
低速の状態が続いています。
磁場強度も、5nTから6nTと平均的な状態です。
太陽風磁場の南北成分は北寄りの傾向になり、
磁気圏の活動は弱まっています。
AE指数のグラフは目立った変化はありません。
1967黒点群のM6.6フレアに伴って、
CMEが発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。
フレアは太陽の東端近くで発生しましたが、
CMEは左下方向を中心に、
太陽全体を包む様に広がっています。
このため、CMEによる太陽風の乱れは、
地球方向にも向かっている様です。
発生から2~3日程度で地球に到来すると考えると、
フレアの発生が31日1時なので、
2月2日か3日くらいにやって来るかもしれません。
太陽風の速度の上昇や、磁場の強まりが発生して、
磁気圏で活発な擾乱が発生する可能性があります。
明日の夜以降は、太陽風のデータに注目して下さい。
SDO衛星による1967黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)

SDO衛星AIA131による、1967黒点群のフレア活動の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)
M6.6フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)
