10・17を前に…米財務省・FRB、デフォルトに備え緊急対策を検討中、FRB次期議長も発表(報道)

17日までに債務上限に達する見通し変えず=米財務長官

2013年 10月 10日 21:41 JST|Reuters

[ワシントン 10日 ロイター] - ルー米財務長官は10日、政治対立が米経済に打撃を与えているとし、デフォルト(債務不履行)回避に向け、議会は連邦政府の債務上限を引き上げる必要があるとの見解を示した。

上院で開かれる公聴会での証言原稿で、与野党のこう着によって引き起こされた「政治危機によって、米経済に不必要な影響が及び始めている」と警告した。

また、依然として、連邦政府が17日までに債務上限に達する見込みとした。



米FRB次期議長にイエレン副議長を指名へ

画像

◆米大統領、イエレンFRB次期議長を発表 初の女性
日本経済新聞

 【ワシントン=藤井彰夫】オバマ米大統領は9日、2014年1月末に任期が切れるバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の後任に、ジャネット・イエレンFRB副議長(67)を指名することを正式に発表した。
(中略)
イエレン氏については「FRBで10年以上の経験があり、過去3年間は副議長として経済回復を促進する政策を推進してきた」と評価した。

イエレン氏は米議会上院の承認手続きを経て、100年のFRBの歴史で初の女性議長に就任する。雇用創出を重視する「ハト派」として知られ、バーナンキ議長の敷いた現在の金融緩和路線を踏襲するとみられる。FRB議長の任期は4年。2006年2月に就任し現在2期目のバーナンキ氏は再任を望まない意向を示し、オバマ大統領が人選を進めてきた。


◆米財務省・FRB、デフォルトに備え緊急対策を検討中=関係筋
2013年 10月 10日|Reuters

[ワシントン/ニューヨーク 9日 ロイター] - 関係筋によると、米財務省と米連邦準備理事会(FRB)は、米国債のデフォルトリスクの高まりを受け、議会が連邦債務上限の引き上げで合意できなかった場合に備え、経済への影響を軽減する緊急対策を検討している。

債務上限引き上げの期限17日が迫るなか、与野党は依然として合意に程遠い状況にあり、米政府当局者らはデフォルトの可能性に備え、金融市場の混乱を防ぐ選択肢を模索しているという。

具体的な対策の内容は依然として明らかでないが、関係筋によると、トライパーティレポ市場に特に焦点を当てたものになるとみられる。

トライパーティレポ市場は、銀行が主に米国債を担保に他行や大手マネー・マーケット・ファンド(MMF)から短期資金を借りる市場。


◆NY円、続落 1ドル=97円30~40銭で終了 FRB人事決定で
http://mxt.nikkei.com/?4_16836_247571_29

◆提携ローン一斉見直し、銀行・生損保 みずほ問題受け(有料会員限定)
http://mxt.nikkei.com/?4_16836_247571_17

この記事へのトラックバック