脳と支配―地球と人類はどのようにしてレプティリアン種族にハイジャックされたのか/逆説映画アバターより

デーヴィッド・アイク ニューズレター、2010年1月24日号
アベコベの地球の物語より抜粋
この映画は秀逸で、アニメーションと特殊効果が最先端だと私は考えるが、最も関心を持ったことは、それが基本的に地球上で起こった出来事についての物語を伝えているということである。といっても裏表逆なのであるが。
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この映画のあらすじは、二一五四年、「アルファ・ケンタウリAの軌道を回る巨大なガス惑星、ポリフェマスの月」、パンドラに先住する青い皮膚とライオン型の鼻を持つ、ある民族についての物語である。彼らは、環境との完全な調和の中で暮らし、万事はつながっていて、一元的な意識の中の一部であることを知っている。
パンドラの木々や植物は、惑星全体にわたって知覚しうる「脳」ないし意識を形成するための神経細胞として機能する地下茎と電気化学的関係を築いていた。「ナヴィ」と呼ばれる青い肌の民族は、植物や木々を通じて、この「ワンネス(全一性)」のネットワークに「プラグイン」することが可能な専用の「根茎接続子」を持っている。

しかし、そこへ人間たちが先端技術を持ってやってくる。彼らは、資源開発公社を代表する管理者と兵士の一団であり、パンドラから「アンオブテイニウム(unobtainium)」と呼ばれる極めて価値の高い鉱石を採掘しようと望んでいる。(「アンオブテイニウム」という単語の辞書的な定義は、「所定の運用のために所定の目的を満たすことを必要とする任意の極めて希少な、高価な、あるいは物理的に不可能な原材料を称するユーモラスな口語的表現」である。)
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私は、この映画についても、このあらすじについても、映画館に到着したときには、何も知らなかった。私は単に行くことを強制された、と感じていたのだ。しかし、私がこれまで大々的に書いてきた地球と人類がレプティリアン種族によってどのようにハイジャックされたかという主題について観ていたことがすぐにわかった。
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しかし確かに、『アバター』の物語は、ジェームズ・キャメロンがそのように意図したかしないかにかかわらず、レプティリアンによる占領という主題を表現している。
これを確認するには、配役を逆に見なければならない。土着の青い民族は、永劫の昔の地球の人類を象徴し、アンオブテイニウムを求めてパンドラに到達する人間たちは、ここにやって来たレプティリアンを象徴する。

現在イラクと呼ばれる場所で発見された古代シュメールの粘土板は、非人間的な種族「アヌンナキ」がアフリカの金を採掘するために地球にやって来た、と述べている。そして、その粘土板は、人類をどのように遺伝子操作し、彼らの奴隷労働者にしたかを説明している。金採掘の証拠は、少なくとも十万年前で、アフリカにおいて見つかっている。
ズールー族の伝説も、この同じ主題を裏付ける。そして、世界中の古代の記述も、地球全体が青々として美しく、人々が環境と調和して生活した「黄金時代」のことを伝えている。
人々は、この惑星の大部分を覆っていた陸地と森林、特に森林の豊富な果実を食べて暮らしていたために、飢えや貧困がなかった。天候は安定し、地球は異なる軸で回転していたために、四季がなかった。
この惑星はまた、上層大気中の水の天蓋によって取り囲まれていて、それが太陽の苛酷な光線から人々を保護したと、ズールー族の伝説は伝えている。結果として、砂漠がなく、水は豊富だった。
そして、地球に地質学的、生物学的大災害をもたらすことになるレプティリアンの介入が起こった。私は新著で、これがどのようになされたかを説明する。それは、かなり扇情的な著作である。
とにかく、水の天蓋は破壊され、これは四十日と四十夜の雨として、聖書で象徴化されている。地球はその軸で動き、太陽との関係は劇的に変化して、私たちに四季を与えた。
地球の気候は変動し、人類の生活にも影響した。森林は途方もない規模で失われ、砂漠が形成され始めた。豊富な食料源は多くの場所で破壊され、生命は生き残るために奮闘し始めた。
レプティリアンの遺伝学者は、自分たちの利益に供するために、新しい人間を創造した。人間の脳の最大容積が、およそ二十万年前まで、おそらく何百万年もの間増加し、突然止まり、逆転し始めたことは重要である。人類が今日のような姿に見え始めたのは、これと同じ時代だ。

『アバター』の物語は、ナヴィ族と同様の姿になってナヴィ族に潜入するために遺伝的に創造された、ナヴィ族と人間との混成種のことも語っている。これは、まさに私が長期にわたって書いてきた、レプティリアンと人間との混血種に「憑依している」レプティリアンのことであり、地球上で起こったことなのだ。
こういった人々は、世界的な秘密結社のネットワークと、それを通して、行政機関、銀行、事業団、メディア、軍隊、「教育」等を支配する血族のことである。
人類を支配するために決定的なことは、脳の右側における活動を抑えることであった。あるいは少なくとも、右脳が脳梁として知られている「橋」を通して、その活動、認識、情報を左側に送るのを止めることであった。

脳のふたつの半球は、基本的に異なる方法で現実を認識していて、これは映画『アバター』の中の人間たちと青い皮膚のナヴィ族との、ものの見方の大きな違いとして表現されている。
右脳は「向こう側」、すなわち五感と「可視光線」の限界を超えた、すべてが「ひとつ」として経験される無限の領域に私たちを接続する。ナヴィ族とは、すべてが他のすべてに接続していると理解する開かれた右脳のことを表している。
アメリカの脳科学者ジル・ボルト・テイラーは、通常は優位を占めている左脳の機能が停止してしまうほどの大出血を経験したときに、きわめて効果的に右脳の現実を味わった。彼女はエクササイズマシンの上で、非常に奇妙な何かが起こっていると気づいた。
「まるで私の意識が、私がマシンの上で経験している、通常知覚する現実から離れて、なんらかの深遠な空間に移動したかのようで、私は、これを経験している私自身を目撃しているのでした。私は、自分の腕を見下ろし、私の体の境界をもはや定めることができないと気づきます。私の腕の原子や分子が、壁の原子や分子に溶け合ったため、私は、私が始まるところと終わるところを定めることができません。そして、私が感知できたすべては、このエネルギーでした。エネルギーです。そして、私は私自身に尋ねているのです。『私はどうしてしまったのか、何が起こっているのか?』・・・」
「・・・そして最初は、静かな心の内側に私自身を見つけてショックを受けました。でも、それから私は即座に自分の周囲のエネルギーの壮大さに魅了されました。そして私は、自分の体の境界をもはや識別することができなかったので、私は巨大で開放的であると感じました。私はその時、すべてのエネルギーと一体であり、そこは美しいと感じました。」
ジル・ボルト・テイラー博士による講演動画(日本語字幕付き)

左脳への入口を防御する象徴としての兵士たち
ニール・ヘイグ(www.neilhague.com)による絵
これこそが果てしなく広い、一体化された「世界」であり、私たちの現実感を支配し五感の現実の中に私たちを閉じこめる左脳の働きによって、それを見ることができない状態にされている。
脳の左側は、言語や構造、すなわち「論理」として通ることに関する、私たちの「この世界」の現実であり、一般の「物理的な」世界観である。それは、私たちの現実というエネルギー構造においてコード化された情報を、「過去から未来」へ経過する「時間」という幻想を私たちに与えるためのシーケンスの中へ翻訳する。一方で右脳は、「現在」という永遠だけが存在するということを知っている。
左半球は、特に「学究」の分野で、そして、「教育」などと誇らしげに呼ばれるソーセージ加工機の中の「より高等な」水準を通過した人々の中で優位を占めている。
全世界の政治経済システムは、左脳の現実に閉じこめられたダークスーツを着る人々によって運営されている。こうした理由で、私たちは左脳社会に暮らし、右脳の世界観は「狂っている」と嘲笑されるか、非難される。映画『アバター』の中の人間の侵略者たちは、この左脳支配を象徴する。
・・・全文
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