NATOシリア軍事介入へ不参加へ-アメリカの覇権の終了

転載元:ふるやの森さんより


NATO、シリア軍事介入に不参加へ 事務総長が明言
2013年8月31日12時28分|朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/international/update/0831/TKY201308310050.html

【ロンドン=伊東和貴、ニューヨーク=真鍋弘樹】シリアでの化学兵器使用疑惑で、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は30日、「アサド政権に対する国際的な対応で、NATOの役割は見いだせない」とデンマーク紙に語り、NATOとしては、米オバマ政権が検討する軍事介入に参加しない方針を明らかにした。

緊迫シリア情勢
 一方で、「誰が化学兵器の在庫を保有し、攻撃する手段を持っているか。アサド政権だと言わなければならない」とも話し、NATO加盟国の米国やフランスが検討する軍事介入への賛意を示唆した。

 一方、国連などによると、シリアに派遣されていた国連調査団は31日早朝(日本時間同日午前)、ダマスカスのホテルを離れた。同日中に出国する見通しだ。潘基文(パンギムン)事務総長は同日、調査状況について報告を受けるが、調査団が採取した試料の検査を終え、結論を出すにはまだ時間がかかる見込みだ。



シリア化学兵器めぐる国連調査、分析に2週間かかる可能性
2013年 08月 31日 09:04 JST|ロイター

[国連 30日 ロイター] - 外交筋がロイターに明らかにしたところによると、シリアでの化学兵器使用疑惑をめぐり国連調査団が収集した証拠の最終分析結果は、用意が整うまでに2週間を要する可能性がある。
潘基文事務総長が安全保障理事会の常任理事国に対し、ニューヨークでの会合で伝えたという。



シリア軍事介入 積極的だったイギリスが介入を断念(13/08/30)


シリア軍事介入 積極的だったイギリスが介入を断念
8月30日(金)12時19分|フジテレビ系(FNN)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130830-00000868-fnn-int

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シリアに対する軍事介入をめぐって世界的に緊張が高まる中、介入に積極的だったイギリスが一転、軍事介入を断念した。
シリア政府が化学兵器を使用したとして、武力介入の是非を協議していたイギリス議会の下院は、日本時間30日朝の投票の結果、政府の介入動議を否決した。
イギリス政府は29日、シリア政府による化学兵器の使用は、「極めて可能性が高い」として、国際法に反しない形での限定的な武力介入を行うべきだとする政府動議を議会に提出した。
この動議では、野党の要望を盛り込んで、実際の軍事行動は、国連の調査結果が判明したあと、あらためて投票して決めるとしていて、野党労働党も、軍事行動の規模や期間などを、より明確にするべきだとして、修正案を提出していた。
しかし、投票の結果、政府が提出した動議は、賛成272票、反対285票と、わずか13票差で否決され、野党案も否決された。
キャメロン首相は「国民の意見を反映した議会が軍事行動を望まないのは明らかだ。政府はそれに従って行動する」と述べた。
事前の世論調査では、ミサイル攻撃への反対が50%と、賛成の25%を大幅に上回っていて、今回の議会の判断も、こうした民意を反映する結果となった。


石破氏「化学兵器使用なら武力行使支持を」
2013年8月30日08時45分 |読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130830-OYT1T00274.htm

 自民党の石破幹事長は29日、テレビ朝日の番組で、米国などによるシリアへの武力行使の可能性が高まっていることについて、「大量破壊兵器が国民に使われ、(国外に)流出する恐れがあるなら、わが国として『支持する』と明確な意思表示をしないとならない」と述べた。
 アサド政権による化学兵器使用の事実が明らかになった場合、武力行使を日本政府として支持すべきだとの考えを示したものだ。

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