マヤ暦と大麻暦と天体サイクル (麻ことのはなし(著者:中山康直氏))より


麻ことのはなし―ヒーリングヘンプの詩と真実
評言社
中山 康直


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麻ことのはなし(著者:中山康直氏)より


五の章 未来文化と大麻のはなし

マヤ暦と大麻暦

調和の意味を持つ大麻は、一年草ということもあり、一年の時を正確に把握している「生きた天然時計」でもあります。

マヤ人の使っていたカレンダーは、一ヶ月28日を13ヶ月つくり、それに時間をはずした日という特別な一日を加えて365日としていました。

これらの暦の根源的な時間携帯は、ウガヤフキアエズ朝の時代の暦で、神宮暦、神宮大麻暦としても使われていました。つまりマヤ暦などの自然サイクルに対応した暦のルーツは、超古代文化で使われていた大麻暦にあります。

ウガヤフキアエズ朝の時代というのは竹内文書によると、およそ二百九十万(290)年前から二千七百年(2700)前位までの長い歴史を持っています。

この時代に体系化された時間芸術が、イムベによって世界中に交易されて、マヤとかケルトとかその他の民族が使っていた調和した時間の原型になっていきました。

マヤ人は二十日が十三ヶ月、すなわち二百六十(260)日で一サイクルというツォルキン暦も使用していました。三百六十五(365)日カレンダーの五十二(52)倍と二百六十(260)日カレンダーの七十三(73)倍がイコールになる最小公倍数である五十二(52)年という周期も使われていました。

五十二(52)年の五倍が二百六十(260)年であり、この五と八という数が近世と地球の周期に関係があることから、金星に意識をチューニングさせる意味もあったと思われます。近世と地球の同期周期は八(8)年ですが、これを13倍すると104年で、この半分が52年になります。52年という周期はマヤに限らず中米のその他の文明にも浸透していきました。

惑星が太陽のまわりを周期的に回りながら一周することを公転といいますが、金星の公転日数は約二百二十四.六(224.6)日です。これに黄金比といわれる1.618をかけると約364と地球の公転周期に近い値になります。

ツォルキン暦は260という単位でできているモノサシですが、金星の公転日数224.6日に260を掛けると5万8千4百(58400)日で、これは地球の年数にして160年という期間をツォルキン暦が表すことになり、この期間に金星と地球は100回会合します。

金星が明けの明星から宵の明星になり、再び明けの明星になるまでの周期(会合)が584日であり、この584日を5倍した数2千9百20(2920)日は、地球の8年に相当します。ここに5対8という比率が生じます。

この比率に関係して、太陽と地球の間に金星が入って、金星が太陽の表面を通り過ぎるという非常に珍しい現象が、2004年6月8日と、それから8年後の2012年6月5日に起きます。

金星の時点は、他の星とは逆回転になっています。わかりやすくいうと、太陽が西から昇って東へ沈むということなのですが、1日が5840時間(243.3日)と非常に長いのです。

この金星の時点243.3日を12倍すると2920日となり、金星の12日が地球の8年分に相当します。金星の公転225日を13倍した値も2925日となり、これも地球の8年に相当します。この地球と金星の比13対8を足すと21になります。この21を4倍した値が天王星の公転周期となります。

地球と海王星の自転周期日比は13対20になっています。13と20を掛け合わせると260という数になり、これがツォルキン暦の一年になります。ツォルキン暦には時間が流れ出る方向と入る方向があって、これが130日づつになります。

地球と天王星の自転周期の比は5対8になっています。

地球と土星の自転周期の比は4対9になっています。

このように、古代に諸惑星の自転周期がなぜわかったのでしょう。

アボリジニが陸地の内陸部にいて海のことをイルカに教えてもらって、海のことを知っていましたが、これと同じような理由ではないでしょうか。

星には役割があって、たとえば、土星は時間を司っていますので、土星を基本として他の惑星の公転周期が割り出せたということです。また。土星と天王星の公転周期の比は7対20になっていて、土星の公転周期が29.4年ですから、この比率から天王星の公転周期は84年と出てきます。7と20との差は13です。この13は、土星と天王星の間に投影される数ということです。

13という数字は、土星と木製の会合周期が13年ということにも表れてきます。

肉眼で見える惑星は土星までです。したがって、土星の外側にある天王星、海王星、冥王星は天体望遠鏡が発明された後も発見されました。

しかし、マヤ人も古来から知っていましたし、古代のシュメール人もそれらの星を知っていて、天王星を「アヌ」、冥王星を「ガガ」という名前をつけて、それぞれの特徴についても正確な知識ももっていました。

マヤ暦には、10万4千年サイクル、2万6千年サイクルという暦も存在していて、いぜれも天体の運行と密接に関係している理にかなった暦であります。



天体サイクルの予言

天の北極には今は北極星ポラリスがありますが、今から5千年前の天の北極には龍座のアルファー星がありました。

この理由は、地球には地軸の傾きがあって、その地軸の延長戦が北極なのですが、その地軸が2万6千年で一周する円を描いています。それを「さいさ運動」といいます。つまり、北を示す星が、2千年で円周上を約27度移動するということです。

星占いで使われる誕生星座は、地球から見て太陽の通り道上に隣接している星座で、これを黄道12星座といいます。最近は黄道星座「へびつかい座」を入れて、13星座とすることがあります。

地球は、1年がかりで太陽の周りを回っているので、月ごとに12星座を順番にめぐっていくことになるため、生まれた月と星座とで運勢を占っています。星座のめぐりに基づく信仰や占星術は、古代の天体祭祀文化から伝承されたものです。

誕生日と黄道星座の関係は、大昔に決められたので、現在はずれていますが、これも、「さいさ運動」のためで、2万6千年かけて12星座を一周するサイクルになっています。

星座には基準点があり、それは昼と夜の長さが一致する春分点に決められています。地球上の地図と同じように、星座にも星図があって、地球上の経度の零度に相当するのが赤径零時で、赤径零時は春分点の星の星座を基準にしています。

2千年以上前にギリシャ時代にヒッパルコスが、占星術で春分点を起点と決めたときには、赤径零時を挟んで、うお座とおひつじ座がありました。

星占いでは、うお座が2月21日から3月20日で、おひつじ座が3月21日から4月20日となっています。これで見ると春分点の3月21日頃は、おひつじ座にあって、うお座に入る1日手前という境目にあります。つまり、一年の起点である春分点から始まる星座は、うお座とわれていました。しかし、、21世紀に入った今、星座の始まりは、みずがめ座(アクエリアス)に移り、今はアクエリアスの時代だといわれています。

13星座とした場合はわかりやすく、2千年ごとに誕生星座と逆方向で次の星座に移り変わることになりますから、ヒッパルコスが春分点を決めてから2千年を経過した今、星座は1.8時(27度)度移動して、現在赤径零時を挟んでいるのは、うお座とみずがめ座となり、星座はみずがめ座から始まるといえます。

鶴と亀が統べった剣山(鶴亀山)が、夜明けの晩に明らかになると予言されていて、その剣山は、水瓶を有した山といわれています。

みずがめ座の夜明けは、水瓶の山が明らかになり、縄文ムー文化と古代ヤマトのスピリットが現代的に復活する21世紀にふさわしいのではないでしょうか。


フナブクインターバルと十三の封印

十万四千(14000)年は、フナブクインターバルといいます。

フナブクはマヤ後で銀河の中心という意味ですから、太陽系が銀河の中心をめぐって一周するのが十万四千年ということになります。

二万四千年の周期と十万四千年の周期の終わりが重なり、二千年という周期が重なり、一万三千年という周期、その他、様々な天体的な運動が、この2000年を中心に1987年のハーモニックコンバージェンスから2013年の26年間に区切りを迎えることになります。

これは、新しい次元を地球が迎えることを示唆しているのでしょう。

二万四千年という暦においても、一万三千年の闇の時代と一万三千年の光の時代があります。ここにも13という数字がでてきます。惑星間の比率や周期にも13の聖数はたくさん登場します。

ツォルキン暦は、サーカディアンリズムと対応しています。サーカディアンリズムというのは、人間の体内生態時計のことで、ツォルキン暦は生命にもともと備わっている天然の時計ということであり、地球上の生きとし生けるすべての生命体のリズムは、ツォルキン暦になっています。

ツォルキン暦は、260日という単位や13ヶ月が基本となっていますが、月が1年で13回満ちることにも対応しています。天体のサイクルに基づけば、13という数が天と地をつなぐ聖数だということがわかります。しかし、今の文化は13の数を封印しています。

たとえば、13日の金曜日は不吉な日だとされてきました。しかし、マヤ暦では、。1ヶ月28日で構成されていますから、毎月13日は金曜日になります。つまり、13日の金曜日は、天体とつながる聖なる日であり、13というミラクルナンバーをことさら隠すために不調和な集合意識が13は不吉だという価値体系をつくり出したのです。

十三(トミ)を封印するということは、富や繁栄を封印することにつながります。

アルファベットでいえば、「A」から数えて13番目が「M」にあたり、ミラクルやマジック、ミネラルやマリファナという「M」の頭文字のつくものが封印されてきた必要性があります。日本語でいえば、「ま・み・む・め・も」にあたり、「麻・実・無・芽・母」は今までの社会の中では、隠匿されてきた歴史があります。

イエス・キリストには十二人の弟子がいました。そこに自分を入れれば十三人になります。

時計には十二分割の数字のポイントがありますが、時を進める針の中心ポイントを入れると十三いなります。このように、真中にあって天と地がつながる数字が13なのです。

二十一世紀には、あらゆる封印が解け、十三のシステムも動き出します。

                     ~次項シンクロ二シティの次元へつづく・・・




麻ではじめる自然生活(11)麻で結ばれるASIAの未来




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