世界初・植物樹脂コンビナート~ブラジルに

【サトウキビ】からプラスチック
ブラジルに世界最大級の植物樹脂工場

三井物産と米ダウ、ブラジルで合弁
日本経済新聞 2011.7.20

画像



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

産経ニュース 2011.7.20より転載

ブラジルに世界最大級の植物樹脂工場 三井物産、米ダウと建設

 三井物産は20日、米化学大手ダウ・ケミカルと合弁でサトウキビからプラスチックなどを生産する世界最大級の植物樹脂工場をブラジルに建設すると発表した。植物樹脂は、環境志向の高まりに加え、原油高騰による石油化学樹脂からのシフトで需要の拡大が見込まれている。

 三井物産は、ダウが全額出資しているブラジルの事業会社「SVAA」(ミナスジェライス州サンタビクトリア市)の増資を引き受け、株式の50%を取得する。投資額は約2億ドル(約160億円)。

 SVAAはサトウキビ農園の運営から、バイオエタノールやバイオポリエチレンなど植物化学品の生産までを一貫して行う。2013年にバイオエタノール工場を建設。さらに、15年にはSVAAで生産したバイオエタノールを原料に、年間生産能力35万トンの植物樹脂工場を稼働させる予定。南米や北米に生産拠点を持つ日系の電機・自動車メーカーなどに売り込む。総事業費は未定で、今後詰めるとしている。

 環境意識の高まりを受け、植物樹脂は、食品の容器や包装のほか、自動車の内装部品、家電製品にも利用が広がっている。


◆出典:産経ニュース


・・・

▼植物樹脂とは?

植物など再生可能な資源から作るプラスチック。植物の成長過程で二酸化炭素(CO2)を収集するため、CO2排出が増えないと見なされる。植物容器や家電部材などに採用され始めたが、石油由来の樹脂よりコストが割高なのが課題。(植物樹脂の生産コストは石化樹脂の2~2.5倍とされるが、ダウは反応技術の改良と大量生産でコストを下げ、石化樹脂と同等かそれ以下のコストで生産するメドをつけたという。)
現在はサトウキビやトウモロコシ由来の樹脂が主流だが、稲わらや木くずなど非食材の原料から生産する技術も開発が進んでいる。(日本経済新聞記事より)

・・・

“麻”からもプラスチックが作られている

化石燃料文明から植物活用文明へ

車体に麻を使用した自動車

ヘンプカー・プロジェクト2011 - 北海道


・・・・・・・・・・

この記事へのトラックバック